マリアさまは、イエスさまの母です。イエスさまを育てただけでなく、十字架の
もとに立つほどの勇気のある方でした。彼女は、救い主の母となるために、
どんな人よりも神から恵みに満たされ、だれよりも神さまとみ子イエスをお愛し
になった方です。そのため、教会の信仰の模範となり、私たちはその手本に
見習うようにしています。私たちは、マリアさまを尊敬し、神の前で取次いで
くださるように祈ります。それで、教会や家庭でマリアさまの肖像を飾ったり
するのです。
なお、私たちは、イエスさまに従うように努めたすべての人々をも尊敬します。
かれらが天国で神さまから愛され、永遠の幸せを得ていると信じるからです。
その中で、いちばん模範的な人は教会で「聖人」と呼ばれ、私たちはその
取り次ぎを願い、その模範に見習うようにします。日本の教会にも多くの
聖人がいますが、その中で特に尊敬されているのは、信仰をもたらした
聖フランシスコ・ザビエルと信仰のため殉教した二十六聖人です。