カトリック教会は、キリストの教えが正しいと固く信じていますが、他の宗教の教えが
全部間違っているとは思っていません。教会は、他の宗教の中にあるよいところを
理解するように努力しています。
経験が示すとおり、人間は、自分の間違いに気が付かないことがよくあります。
また、弱い人間なので、すべてにおいて正しい人は、一人もいないでしょう。
間違いは、もちろん正すべきですが、人の善意と心を何よりも大事にすべきです。
すなわち、教会は、それぞれが正しいと思う信仰に従う権利を尊重するのです。
家に違う宗教を信じる人がいれば、お互いの気持ちを尊重するようにすれば
よいのです。その上、カトリックもお墓まいりをし、祖先に対する感謝を教えています。
すなわち、家の代々のお墓がないがしろにされる心配はありません。
なお、洗礼を受けてない方でも、教会での結婚式がゆるされることがありますが、
神様の祝福を得るため、その前にふさわしい準備が要求されます。